HIROTOPHY / 会社員ヒロトの免疫低めブログ

東京在住の会社員ヒロトのブログです。

2018年、僕は戻ってきた僕のために走ろう

はてなブログの今週のお題「2018年の抱負」について書こう。

 

えっ?ヒロトくん「今週のお題」なんて書いてたっけ?と言われそうだが、実はこれ、ブログの更新頻度を上げるべく今日から始める新しい試みである。

 

ということで、2018年の僕の抱負は「今週のお題を毎週ちゃんと書く」です。

 

...だと終わってしまうので、もう少し考えてみよう。

 

実のところ、新年の抱負は特にないのだけれど(1年という区切りで個人的な目標を立てることに意味を感じていない…)、あらためて「いま何がしたいんだろう」と考えてみたら、いま最大の関心事は「僕自身」だった。もっと健康で、幸せで、充実した時間を過ごしたいと考えている。

 

そんなの当たり前だろ!と言われそうだが、僕にとっては当たり前ではないのだ。むしろ、関心が「ただの僕」にきちんと戻ってきたことが興味深くすら感じられる。

 

一昨年の夏

 

僕は、自分のHIVステータスが陽性だと知った。そして、いちばんの関心事は自分の病気になった。

 

正確に言うと、「自分の病気」と言うより「病気の自分」が関心事だった。ついさっきまで、僕は「ただの僕」だった。それが突然「僕=病気」になってしまったのだ。無関心ではいられない。

 

僕は四六時中、大嫌いな「病気の僕」のことばかり考えていた。治療薬の劇的な進歩で、死ぬ心配はおろか寿命が縮まる心配もなく、一日一錠飲む薬には激しい副作用もなく、健康な人と何も変わらない普通の生活を続けているにもかかわらず…。

 

しばらくすると、「病気の自分」と「周りの人」とのつながりが関心事になってきた。通院中の歯医者さん、いちばん最近付き合っていた元彼、高校からの友人たちと、少しずつカミングアウトをしていった。

 

やがて、自分と同じような他人、つまり「病気である誰か」へと、僕の関心は広がっていった。ちがう国に住む誰か。子供だったりお年寄りだったりする誰か。女性である誰か。異性愛者である誰か。血液製剤で感染した誰か。治療法がないころ感染して今はいない誰か。これから感染する未来の誰か。

 

このころから徐々に、病気は「僕」ではなく「病気」として抽象化されていった。HIVと社会の関わりに関心が出てきて、フォーラムやセミナーがあれば聞きに行き、インタビューがあれば受け、NPOのボランティア活動を開始して、日本エイズ学会にも参加した。ブログツイッターを始め、バブリングSOARなど横軸で考える団体にも関心を持った。

 

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そして迎えた2018年。

 

あらためて「今年の抱負は?」と聞かれ、僕は自分の関心事が「自分自身」に戻ってきたことを知った。

 

HIVの告知直後も、頭の中は「僕」のことでいっぱいだった。ただ、あのときの僕は忌まわしい存在、消えてしまいたい「病気としての僕」だったけれど、今の僕は大切に思える存在、もっと幸せになるべき「僕である僕」だ。

 

そう、いつのまに、僕は「ただの僕」に戻っていた。ちょっとびっくりして、そして嬉しかった。

 

病気を僕から切り離し「なかったこと」にしたように見えるかもしれないが、実際の感覚はむしろ逆で、今まで外部に全身投影して受け入れを拒んできた病気を自分の一部として受け入れられたからこそ、僕は「ただの僕」に戻れた。

 

誰もがそうであるように、僕という人格を構成する要素は星の数ほどあり、そのひとつとして免疫機能不全という病気はおさまっている。僕を説明する言葉の中に、HIVは含まれる。でも「僕=病気」じゃないし、そもそもHIV陽性者なんて人格はなく、僕はやっぱり「ただの僕」だ。

 

2018年の僕の抱負。

 

それは、「ただの僕」として、免疫機能不全という要素も含んだ「ただの僕」として、もっと健康で、幸せで、充実した時間を過ごすことだ。

 

これからも僕はHIVを軸とした活動に参加するだろうけど、「大嫌いな自分たちの不幸を緩和するための活動」ではなく、「大切な自分たちの幸せを最大化するための活動」としてコミットしたい。その面からも、まずは僕自身の日々が笑顔で生き生きとしていなければ始まらない。

 

「で、ヒロトくん具体的には何をするの?」

 

そのあたりは順次ブログで発信していくので、ぜひ当ブログ「HIROTOPHY」を毎週チェックしてもらいたい!読者になるのもいいかもしれない…〔プロモーション〕

 

みなさん、今年もよろしく!

 

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